易占にハマる

2026年夏の近況に書こうとしたら、書きたいことがありすぎたので別ページに分けました。

ところで「易占にハマる」というとニュアンスがちょっと違う気もする。マイブーム、くらいの感じかな。

まとめ(最初に…)

易占って何

易というのは、長い棒をジャラジャラ持ってやる、昔からある占いのあれ。サザエさんとかに出てくる(多分)。「当たるも八卦、当たらぬも八卦」ってやつ!

日本でも長く行われてきたんじゃないかと思うけど、もともとは中国の占い。

わたしは何をして遊んでいるのか

  1. 何を占うかをAIと決める(問いの立て方が難しくて…)
  2. 占う動作部分をアナログで自分でやる
  3. 占い結果の意味をアプリで調べる(AIで作った)
  4. 解釈を自分でやる
  5. その解釈が意味の範囲内かAIに聞く(例えば「これは宝くじが当たるってことやな!?」と聞くと「そこまでは言ってない」と教えてくれる)

2と4もAIでできるけど、ここは自分でやらないと占いっぽくないので、こう組んでる。

何がおもしろいのか

後述しますが、朱熹の注が読めるから何かおもしろい。朱熹というのは、わたしが好きな中国人です。朱子学の朱子(朱先生)が朱熹のこと。

あとなぜか、結果が今の状況とかにすんなり当てはまるんだよな…それがふしぎで…。わたしがやってるのは略筮法という略式の占い方なんだけど、それでも結果が384通りあるはずなんです。でもなんかうまいこと当てはまるから、この意味の作り方がよっぽど上手いのかな~と思って、色々やってみてる。

発端

占いがやりたかった

わたしは多分平均よりは占いが好きな方で、特に「出たものからインスピレーションを得る」系のやつ(卜術というジャンル)が、自分でもやってみたかった。

でもこういうので普通パッと思い浮かぶものって、タロット・オラクルカード・ルーンあたりだと思う(知らんけど)。そういうのはなんか、道具を大事にしないとあかんような気がして、持ちたくなかった。わたしは物を全く大切にできない人間だからです。

一方、易は道具を大切にしなくてもいいような気がした。もちろん大切にした方がいいけど、大切にできてなくても結果が変わらないような気がする。だってタロットとかって「カードが教えてくれる」みたいな感じやん。でも易は陰陽の組み合わせなんですよ。陰陽って自然というか宇宙的な…壮大な感じがするやん…だから道具を大切にできなくても結果が変わらないと思った!知らんけど。ここまで全部わたしの勝手なイメージです。

しかも西洋の思想より絶対に東洋思想の方が馴染むし。日本生まれ日本育ちなのに、法王とか悪魔とか言われてもわからんやん。まあこれは慣れの問題だと思うけど、わたしは中国のオタクなので向いてない。図書館の東洋思想の棚は目をつむってても行けるが、西洋思想(?)の棚は存在すら知らない(多分隣にあるんだろうな)。

『易経』を履修したかった

易の原典(?)が何かというと、大元は中国の『易経』っていう文献です。それを死ぬまでに読まなきゃと昔から思ってて、今やっと読んでるって感じです。儒教ではめちゃ重要な文献なんだよ。封神演義の時代に成立したと考えられています。伏羲が考えて文王がまとめた、みたいな。

ただ、この文献は「この結果が出たらこういう意味」が並んでる感じなので、普通に読んでてもそんなに面白くない。

暇だった

AIエージェントに色んな作業をやらせるのが、わたしの中で流行ってるのですが、それはつまり「AIが作業してる間、わたしは暇」ということを意味する。PCをAIが使っているから。AIの邪魔をしてはいけない。

じゃあその間にスマホで何かしようかな~と思ったのが、前述の「占い結果の意味を表示するアプリ」を作ることです。

アプリについて

市販の本でええやんけ→嫌だ!

占い結果の意味を表示するだけなら、市販の本でもいいと思うやん。でもわたしはそれが嫌で、今まで手を出してこなかった。いや、全釈漢文大系とか岩波文庫ならいいと思うんだけど。

なんかこう、「占い」なので、いろんな流派とかあるみたいで……。どこの誰ともわからん占い師の解釈が入ったやつは嫌!!!って思ってたわけ。しかも一般書は原文と解釈が区別されてなさそう。知らんけど(またイメージだけで語ってる)。

でも自分でネットの漢籍データベース的なものからひっぱってこれば、原文と解釈が区別できるし、しかも解釈(注)も好きなのが選べる!

注っていうのは、中国の古い文献に後世の人が「これはこういう意味」とか解説をつけるやつです。『易経』は超重要文献なので色んな人が注を書いてる。

朱熹の注

色んな人が注を書いてるけど、その内容に関わらず、朱熹が書いてるなら朱熹を選ぶんだよわたしは。どこの誰かわからん占い師の解釈は採用したくないけど、朱熹の解釈ならとりあえず見たい。作家買いです。

作ったアプリは、結果を入れると意味が表示されて、AI質問用のプロンプトが作れるだけの簡単なもの。でもこの意味が表示されるときに、朱熹の注が一緒に出てくるのがとってもいいです!アニメのあらすじと一緒に、推し作家の感想が出てくるみたいなノリ。ご理解いただけるだろうかこの楽しさが。

鄭玄先生は入れられなかった

朱熹とともに鄭玄という人のも入れたかったんだけど、注が一部しか残ってなくて、一部しかないのに入れ込むのが大変なので諦めた。朱熹もきっと鄭玄先生と並べてほしいと思うので、また気が向いたらやりたい気持ちはある。

アプリのアイコンは八卦太極図

↑これ!かわいくない!?チャッピーがSVGで作ってくれました。

八卦太極図には伏羲先天八卦と文王後天八卦があって、八卦の配置が違うので、混ざっちゃったりして大変だった(わたしは何もしてないが)。これはもちろん先天八卦だよ。占いで使われるのは後天八卦だと書いてあるのも見かけたけど、そんなことは知らん。姫昌には悪いけど、伏羲の方が当たりそう感。

道具について

道具は、本当は最初に書いたように長い棒(50本もいる)やそれを立てる筒とか結果表示用の木が必要で、まあセットで売ってます。セットで売ってるけど、そんな嵩の高いものを家に置きたくない。

陰陽ひいては八卦(陰陽の組み合わせで八卦のどれかになる)さえ出せればいいので、コインを投げて裏表で占うやり方とか、もっと端折って八面サイコロで八卦を出すやり方とかもあるんだけど、わたしは音が鳴るものが嫌だ。

なので、自分で作った。小さい木に、八卦とか必要なものを書いて、袋の中にいれといて引くやつ。音もほぼしないし、ランダム性があるので多分いいと思います(知らんけど)。

この記事本当に「知らんけど」が多くて自分でびっくりしている。めちゃくちゃ自分勝手にやってたんだな。

人に試してもらった結果

アプリで作れる「AI質問用のプロンプト」が、わたし的にはよくできたと思ってたんです。朱熹の解釈がそのまま採用されるものの、無料のAIでもちゃんと『易経』から外れず適当なことを言わないようにした。そして自分主導で話ができるようになってると思うんだけど、そんなことは他人にはどうでもよかったようだ…。

わたしはこの易占を3人に試してもらいました。すgggggっごい気を遣わせてしまって、申し訳なかった!!笑 察するに、すごいつまらないみたい。

多くの人は、占いといえば「これどうしたらいいかな?」「こうするといいでしょう!」くらいの感じのものを求めていたんだ。

「原文にはこう書いてある、これはこういう意味だけど、わたしが思うにあのことでは?」とか、ほとんどの人は考えたくない。まして朱熹の注なんかどうでもいい(しかしこれは流石にわかっていたので、誰にも推してない)。

今までわたしがタロット占いをやってもらった人たちに、「この絵のここには意味はあるんですか?」「最近こういう仕事のやり方をしてたから、こう考えることもできますかね?」とか聞きまくっていたのは、異常者のふるまいだったのかもしれないと思うなどした。

それを気兼ねなくAIにできるのがいいところだと思ったのに、誰もやらない!「そのまま聞いてみて!」って強めに勧めてやっと1人やってくれたくらい。

そして

そしてわたしは思いました。みんながそんなにどうでもいいなら、こういうアプリが世に出てくることはなかったと思うから、自分で作れる時代になって良かったな~。めでたしめでたし。

ちなみに、「乱数で易やって」とか言うと、こんなアプリはなくても全部AIがやってくれると思います。中国系のAIが上手いと聞いて、何回かやったことがある。それが1年以上前の話なので、今ならどのAIでもできそう。知らんけど。